キューバとは
キューバとはカリブ海に位置する島国で、かつてはスペインによって統治されていたため、今現在も公用語はスペイン語を使用しています。
キューバから独立を果たしてからは、実質的なアメリカによって支配されてきました。
そして、チェ･ゲバラやカストロらが中心として「キューバ革命」が起こりました。
それ以降、キューバは共産主義の政治が長年続き、アメリカとの関係は冷え切った状態になり、キューバの政治体制を批判するアメリカは経済制裁を現在も続いています。
キューバの国民は、政府から決められた場所に住み、配給を受けて生活し、就学の費用や医療費は無料という、世界の常識とはかけ離れた生活を送っているのがキューバの現実でした。
最近は自営業が認められるようになり政府が納税を義務とするなど方向転換し、街ではファッショナブルな洋服なども売られたりと経済は開放されつつありますが、いまだ共産主義体制と自由主義の間で揺れ動いています。
キューバには2つの通貨が流通しており、一つはキューバ人が使用するための人民ペソ（CUP）と、もう一つは外国人が使用する通貨(CUC)。
外国人がキューバに訪れた際はCUCが使えるお店でこれを使って買い物をしたり食事をしたりすることになります。
この二重通貨制は非常に面倒ですが、実際のところ外国人でもキューバ人用のCUPを手に入れることは容易で、キューバ人と同じように使用することもできます。
CUPを使いこなすと、本来のキューバの姿が少しだけ見られたような気になったりもします。
また、経済制裁の影響で、ATMを使ったお金の引き出しが困難な場合もありますので、キューバ旅行の際は必ず日本円やユーロなどで両替用の現金を用意することが必要です。
